小西たかのり選手が前澤杯初代チャンピオンに輝く!

前澤杯最終日、トップタイに14アンダーで2選手、3位タイに13アンダーで4選手と、稀に見る大混戦で迎えた決勝ラウンド。第3ラウンドに続き、強風が吹き荒れるタフなコンディションの中でも、トップタイでスタートした小西たかのり選手が序盤から冷静なプレーを展開し、後続の追い上げをかわしながら堅実にスコアを積み重ねます。途中、同じく首位タイでスタートした今平周吾選手も、勝負どころでバーディを奪取するなど一進一退の展開に。スコアが入れ替わるシーンもありながら、冷静なショットと勝負所での強気のパッティングで流れを引き寄せたのは小西選手でした。
お互い17アンダーの1位タイで迎えた最終18番ホール、小西選手は先にパーセーブに成功し、17アンダーで並ぶ今平選手のパーパットの行方を見守る展開に。惜しくも今平選手のパットはカップをかすめ、その瞬間、小西選手のツアー初優勝が決定しました。小西選手は、グリーン脇で驚きを隠せない表情を見せますが、今平選手のホールアウト後にはがっちりと握手を交わし、お互いの激闘を讃えました。
通算17アンダーで優勝を決めた小西選手は、表彰式で、ツアー初優勝の喜びを噛み締めながら優勝トロフィーを掲げ、「このような注目される大会で初代チャンピオンになることができ、大変嬉しく思います。この経験を励みに、今シーズンさらに努力を重ねてまいりますので、引き続き応援よろしくお願いします」と優勝の喜びを胸に、さらなる今シーズンの飛躍を誓いました。
本大会の企画者である前澤友作は、初めてづくしの2週間の大会期間を振り返り、「初の開催となった本大会では、一般参加型プロアマチケットの販売、ラウンドガール帯同による大会演出、スーパーカー展示など、従来にない新しい試みに挑戦しました。賛否はありましたが、“挑戦なくして進化なし”の理念のもと、今後もさらなるチャレンジを続けてまいります。そして、初代王者に輝いた小西たかのり選手、素晴らしいプレーでのご優勝、心よりお祝い申し上げます。」と、次回開催への展望と、優勝した小西選手への賛辞を語りました。興奮冷めやまぬ中行われた優勝会見には多くのメディアが集まり、改めて今の心境を聞かれた小西選手は、「(第1回開催で優勝することは)後にも先にも一回きりなのでチャンピオンになることができて光栄です」と喜びを噛みしめるように語りました。
予選落ちがない中行われた、「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」は、「経済がしっかり回る大会」をテーマに掲げ、10日間に及ぶプロアマ戦、ラウンドガールの帯同、盆栽展示やハイパーカー展示など、国内男子ゴルフツアーの新たな可能性を示す試みが随所にちりばめられました。記念すべき第1回大会のチャンピオンとして、小西たかのり選手の名前が刻まれ、2週間にも及ぶ新規大会の幕を閉じました。
◆ 最終順位
1位 小西たかのり選手(-17)
2位 今平周吾選手(-16)
3位 M・ヘンドリー選手 (-14)
4位タイ 李尚熹選手、生源寺龍憲選手(-13)
◆ 最終ラウンドの結果はこちら
https://www.jgto.org/tournament/2993/leaderboard?round=4小西たかのり選手
今平周吾選手
小西選手と今平選手
前澤友作と小西選手
◆ 出場選手コメント(一部)
小西 たかのり選手(表彰式)
「まずは、本大会を企画・開催してくださった前澤友作様に心より感謝申し上げます。また、プロアマ戦を10日間実施する新たな試みにより、多くの方々に男子プロゴルファーの魅力を伝えられたことも、非常に意義深かったと感じております。大会運営、大会関係者、コース管理スタッフ、そして支えてくださったボランティアの皆様、心から感謝いたします。皆様のおかげでプレーに集中することができ、最高の結果を出すことができました。そして何より、ギャラリーの皆様、画面越しに応援してくださった皆様のご声援が大きな力となりました。このような注目を集める記念すべき大会で初代チャンピオンとなれたことを誇りに思い、今後もこの勝利を糧に成長を続けてまいります。本日は本当にありがとうございました。」
小西 たかのり選手 (優勝記者会見)
— 優勝を決めた今の気持ちは?
勝てて嬉しいです。ここに来るまで長かったなと感じますけど、ようやく報われたかな、という思いです。
— シーズン2戦目での優勝となりましたが、今後の目標は?
このままいい流れをキープして、次の試合にもいい形で臨みたいと思っています。
— 辛かった時期にやめようと思ったことはありますか?
正直ありました。でも「まだ自分は本気のゴルフができていない」という思いがあったので、ここまで続けることができたのではないかと思ってます。
— 最後に、今回の優勝をどう受け止めていますか?
やっぱり嬉しいです。どんな形であれ、勝つというのはすごく特別なことだと改めて感じています。
— この優勝を支えてくれた人たちにメッセージをお願いします。
6年前と比べて、ショット含めかなり良くなったと感じています。それもこれも、ずっと応援してくれた方々、そしてコーチのおかげなので、本当に感謝しています。
◆ 前澤友作コメント(表彰式)
本日はご多忙の中、また強風のコンディションの中、多くの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございます。まずは、小西たかのり選手をはじめ、参加選手の皆様、諸星会長をはじめとするJGTO関係者の皆様、千葉県睦沢町の地域の皆様、運営スタッフおよびボランティアの皆様へ、心より感謝申し上げます。皆様の多大なるご支援により、2週間にわたる本大会を無事に開催することができました。本大会「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」は、初の開催となりました。一般参加型プロアマチケットの販売、ラウンドガール帯同による大会演出、スーパーカー展示など、従来にない新しい試みに挑戦いたしました。賛否はありましたが、“挑戦なくして進化なし”の理念のもと、今後もさらなるチャレンジを続けてまいります。引き続き前澤杯へのご支援・ご声援を賜りますようお願い申し上げます。そして、初代王者に輝いた小西たかのり選手、素晴らしいプレーでのご優勝、心よりお祝い申し上げます。
◆ 前澤友作コメント(囲み取材)
— 第1回大会を終えての率直な感想をお聞かせください。
「2週間の長丁場でしたが、小西選手の堂々たるプレーで大会を締めくくることができ、心からホッとしています。新たな挑戦に取り組み、初回大会としては大きな手応えを感じました。」
— 本戦における優勝争いについてどう感じましたか?
「最終日朝の時点で15人が3打差以内。誰が勝つか最後までわからないドキドキする展開で、自分自身も非常に楽しめました。」
— 今後の大会運営方針とビジョンについてお聞かせください。
「プロアマ売上を軸に、賞金総額4億円を目指します。長期開催を目指し、挑戦と進化を続ける大会に育てたいです。」